大塚家具

2018年08月15日

大塚家具、崖っぷち経営


大塚家具が14日発表した2018年6月中間決算は、販売不振が響いて売上高が前年同期比11.9%減の188億円、本業のもうけを示す営業損益は35億円の赤字(前年同期は27億円の赤字)となり、赤字幅が拡大した。最終(当期)損益は20億円の赤字(同45億円の赤字)だった。
 経営立て直しに向け、複数の企業と提携交渉を進めているが、中間決算発表と同時の支援企業発表はなかった。
 同社は7日に18年12月期の業績予想を下方修正。最終損益は当初、13億円の黒字を見込んでいたが、34億円の赤字になる見通し。最終赤字は3期連続となる。業績悪化を受け、6月中間決算短信で「継続企業の前提に関する重要な疑義」があるとの注記を記載した。経営の先行きが不透明な場合に投資家に注意を促す意味がある。   【毎日新聞】



業績下方修正については再三言われていたことであり、驚くことなさそうだ。
しかし、経営の抜本的な再建策が示されなかったことは大きい。
提携中のTKPの第三者割当増資による買収案も難航していることを窺わせる。
実際提携交渉が進んだとしても、規模で下回るTKPの資金力を問われるだろう。


そして当然ながら課題は多い。

1.ブランド価値の毀損
 日本全国に親子喧嘩が知れ渡り、袂を分かった。「家族」の空間にそうした会社の家具を取り入れるのかどうかといえば疑問符がついてしまう。また、従来ハイエンド型で会員制の接客をしていたが、久美子社長は全否定したうえで、ニトリやイケアに近いところで戦おうとしたため、従来ニーズを損なうこととなった。

2.大株主「ききょう企画」の借入金
経営悪化の後も高額配当をせざるを得ないの理由がここにあるのだろう。
銀行としても不良債権化させるわけにはいかず、今後は介入を深めることになりそうだ。

 
 銀行は大牴閥颪了饂佐浜会社、ききょう企画の大口債権者でもある。ききょう企画は大牴閥颪粒式6.66%を保有する第2位の株主(17年12月末現在)。銀行が身売り話に介入する素地が整ったことになる。
 15年の株主総会で娘の久美子氏が父の勝久氏はねじ伏せて勝利し、父娘対立はききょう企画の経営権の争奪戦に移った。久美子氏は、ききょう企画の経営権を握り、ここを足がかりに大牴閥颪亮卍垢琉愡劼吠屬蟶蕕い拭勝久氏は08年4月、ききょう企画に自分が保有する大牴閥130万株を譲渡する見返りに、ききょう企画の社債15億円分を引き受けた。だが、5年の期限を過ぎても社債を償還されなかった。
 大牴閥颪鯆匹錣譴疹ゝ彁瓩蓮⊆匣弔僚還を求めて訴訟を起こした。ききょう企画(久美子氏側)は「大牴閥颪了業承継と相続対策であり、社債の償還の延期は合意されていた」と主張したが、東京地裁は16年4月、勝久氏の請求通り15億円の支払いを命じた。
 ききょう企画は勝久氏に、金利分を含めて17億円を現金で支払った。勝久氏は大牴閥颪粒式(持ち株)売却した20億円と裁判で勝訴して得た17億円の合わせて37億円を元手に、匠(たくみ)大爐鮴瀘した。
 結局、ききょう企画は17億円の借金を抱えることとなった。融資をしたのは三井住友銀行と三菱UFJ銀行。ききょう企画は保有する大牴閥餝式を担保として差し出した。借入金の返済が滞れば、銀行は担保権を行使して名義を書き換えることだってできる。株式市場では「赤字にもかかわらず、久美子社長が高額配当を続けてきたのは、ききょう企画が配当金を借金返済の原資にしているからではないか」と推測されている。
 銀行団も大牴閥颪立ち直ってもらわなければ困る。ききょう企画向けの融資が不良債権になってしまうからだ。銀行が、“受け皿”候補選びに介入してきたのには、こうした事情が隠されている。
【ビジネスジャーナルより抜粋】
https://news.nifty.com/article/item/neta/12111-46334/



3.隠れた負債−オペレーティング・リース
固定費として重くのしかかっているとして賃借料だが、解約不能な長期契約についてはオペレーティング・リリースとなっており、高額な賃料を支払い続けなければならない。売り上げが激減する中では毎月の賃料はあまりに重い。TKPとの提携では空間活用によって賃料を少しでも浮かせようという苦肉の策だが、店舗縮小においては在庫をどうさばいていくかも頭の痛いところである。
高額な固定費は、たとえ増資や借入をしても、焼け石に水になりかねないリスクとなっている。


いずれにしても、最終的に問われるのは社長の座を奪い、固執する久美子社長の経営姿勢だ。
これを改めない限り、提携先を探すのも容易ではなく、法的整理もちらついてくるだろう。
そして、株価はすでにマネーゲームの様相を呈し始めている。




karnak at 00:06コメント(0) 

2015年03月28日

大塚家具、株主総会


経営権をめぐり、創業者で父親の大塚勝久会長(71)とその長女の大塚久美子社長(47)が争った、大塚家具の定時株主総会が3月27日午前10時、東京・有明の大塚家具本社で開かれた。結果は、勝久会長の退任を求めていた久美子社長の「会社提案」が過半数の賛成を得て可決。一方、筆頭株主でもある勝久会長が久美子社長の退任を求めて提案した「株主提案」は、否決された。大塚家具は総会後の取締役会で久美子社長を再任し、勝久会長が同日付けで取締役を退任したと発表した。

まず総会では、久美子氏ら10人を取締役とする会社提案が、議決権が行使された株式のうち、61%の賛成を獲得。片や勝久氏の株主提案は36%にとどまった。今年は例年20人程度の10倍となる、約200人もの株主が出席し、午後1時10分過ぎまで、約3時間10分で終了した。

また会場には勝久氏に加え、勝久氏の妻である千代子氏も株主側として登場。娘の久美子社長を痛烈に批判した。最後まで前代未聞の“お家騒動”を見せつける格好となったのである。  【東洋経済オンライン】


上場企業としては前代未聞の大騒動となったが、同族会社が9割と言われる日本にあって、戦後創業期から一つの時代が終わろうとしている今、事業承継・相続絡みの争いは他人事とも言えない。

株主総会としての決着はみたが、依然として勝久氏が筆頭株主であることには変わりなく、対立構造が解消したともいえない。

"骨肉の争い"を演出する"大塚家具"は再びブランドを取り戻せるだろうか。



karnak at 23:39コメント(0)トラックバック(0) 
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