2018年06月12日

ダブル・ファンタジー

村山由佳の『ダブル・ファンタジー』。衝撃作といわれ、今般映像作品化されることで話題になっているが、思ったよりは衝撃を受けることはなかった。確かにステレオタイプの文学作品として捉えた場合には性に奔放な女性像の繰り返される描写はショッキングかもしれない。しかし、高遠奈津が必然的に堕ちていくその世界はいわば奈津自身の心のありようを映し出したかのようなものであり、その生きざま、相手によって少しずつ異なる対応に、その人間関係が如実に表出されており、表現の妙といえると思う。下手に男性作家が惰性的に描く性交渉とは趣が異なる。
女性脚本家である奈津には悶々とする「女性」の社会での生き方やリアルな夫婦間の溝が詰め込められており、少しずつ開放的になっていくのではあるが、その過程はもどかしくもあり、激しく揺れ動く感情の渦には共感できるところも多い。
作家のインタビューも出ていたが(新刊.jp)、確かに賛否両論だろうが、興味深い作品といえるだろう。

WOWOWドラマ >>> http://www.wowow.co.jp/dramaw/wf/







続編も発刊した模様。

ミルク・アンド・ハニー
村山 由佳
文藝春秋
2018-05-30



karnak at 23:55コメント(0) 
文芸 

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